古巣楽天と、TBSの問題にとりあえずの決着がついた。
半年前まで、「放送と通信の融合」だったのが「放送とインターネットの連携」に
言葉が変わった。この言葉の変化から、ちょっと考えてみよう。
メディアとIT・金融の現状は、
○社会的影響力がある=マスメディア(というか在京キー局)
○収益力がある=IT(ポータル、携帯、検索etc)と金融
マスメディアは、かつては、社会的影響力があり、収益力があるものであった。
しかし、ITの登場で、(絶対的に&相対的に)収益力は弱くなっている。
結果的に、社会的影響力と収益力が乖離しつつある。
そこで、マスメディアは、その社会的影響力をベースに収益力を増せるかどうか、
ITと金融は、社会的影響力を取り込めるかどうか、そのせめぎあいが起きた。
フジテレビ、TBSの一連の流れは、社会的にそのせめぎあいを顕在化させたが、
結局、IT企業がテレビを飲み込むかたちでの、融合は不可能だった。
それでも、マスメディアもIT・金融も、そのお互いの価値を、自分のビジネスに取り込みたい。
その思惑を一致させて出てきた言葉が、「放送とインターネットの連携」であろう。
さて、そうなってくると重要なのは、
「連携」をどのように行っていくのか、ということになる。
連携を行うには、両者が持っている、社会的影響力と収益力の
「価値交換」を行わなければならない。
単純な、広告スペース売買に比べると、「取引コスト」が高い。
さて、概念の提案。
放送と通信において、
「連携権」の販売という考え方を強化してはどうか。
なぜかというと、現状では、視聴率をベースとした、広告枠の収益しか、結局目に入っていない。
似ているのは、スポーツスタジアムの命名権。
味の素、ヤフー、インボイス、フルキャストとつくだけで、数億円のプラスが出る。
しかし、これまでほとんどの球状が、場所貸しや来場者数でしか見てなかった。
お金を融通する、考え方や基準がないと、市場がそこに形成されないのではないか、と思ったから。
言い換えると、
メディア側は、社会的影響力の貸し出しを行う。
IT・金融側は、それらを基にビジネスを生み出す。
それらに、ちゃんと価格がついて、管理がされる。
既存のタイムでの販売とは違った形で、番組毎にパートナーシップ
IT企業などがしっかりと決まる形。
番組の面白さ、ネットでの収益、広告などの収益をしっかりと分け合う仕組み。
すなわち、
視聴率偏重の時代から、番組ROIの時代へ。
(また、金か、って感じでもありますが。)
ますます、いろんなことができる天才型の
プロデューサーの存在が求められる気がする。
You have made the point.
professional college essay writers write and essay for me what is the best write my essay site
このエントリーのトラックバックURL : http://ryutaro.tv/newmt/mt-tb.cgi/92