東京の街に夕日が優しく差しているのを眺めながら書いています。
東京にしては夕焼けが長いのは高台の上、階数が高いフロアにいるからでしょうか。
さて、今年もあと少しで終わろうとしています。
西暦が変わるとか正月といっても、ほんとは単なる地球の公転の一部
でしかないんだけれど自分の一区切りとして書いておきます。
今年は、自分の中で名古屋転勤というのが大きな転機がありました。
この一年どうだったかと聞かれると総じて言うとなかなか「苦しい1年」「悔しい1年」でした。
転勤によって仕事場が変わり、全く予想もしていなかったですが、
自分の住む街というのが変わりました。
これにより、色々な予定が狂い、
自分が苦労して組み立てたものが音を立てて崩れていくのを
目の当たりにしました。自分のことを顧みて
やるせなくなる、悔しくなる、そんな気分のことが多かったです。
仕事環境は、知らない土地で知っている人なんてほとんどいないアウエイ。
自分のやり方やネットワークが通用しなくなり、ダイレクトに自分の力が問われ、
自分の力不足を感じる。環境の言い訳にはしたくないので、
何かうまくいかないことがある度に、自己嫌悪になる。
家に帰っても一人で、そういう気分でいっぱいになることも多々。
そんなのにかまけて、色々やろうと思ってできないことも多かった。
転勤後の半年は、やはりそういう心に悔しさが大きく占める時間が長かったと思う。
しかし、悪いことばかりではなかったです。
転勤がなければ気づかなかったようなことをたくさん見つけることができた。
その度に、僕はあのまま東京にいなくて良かったなと思えた。
特に、これまで一面からしか見えてなかったものが、
別の角度から眺めてみることで、立体的に見えてくるという経験。
例えば、東京ではない社会の中で仕事をすることで、東京とそれ以外の違いに気づくことが出来た。
東京の好きではない部分が自分でよく分かったし、東京にしかないものもよく分かった。
共通するものは何か、違うものは何かを考えるようになった。
分の会社や業界についても、客観的にみることができた。詳細は書かないが、
良いところ、悪いところのそれぞれ。自分が学生時代に見てきた、NPOや社会的な世界や、
ITベンチャーなどと比較することで、見えてくることが多かった。
自分の人生にとってはとても良い気づきだったと後から思えるだろう類のものである。
東京の生活と違ってプライベートでのコミュニティ活動はほとんどしていないので、
普段会える友達は減った。その分、仕事で会社にいる時間が増えた。
そのせいで、今年はなるべく自然と触れようと思っていたたけれど、実際は全く余裕を持てず、
増やせなかった。夏の高知とハワイくらいだった。これは来年の課題だ。
気づけば、半年があっという間に過ぎた。
3年にしても、5年にしてももう既にリミットの1割は過ぎてしまっている。
そして、「20代は、仕込み」「30代が、勝負」と言いつづけているが、
20代もあと4年になる。土台をしっかり作らなければならない。
気持ちを新たに、来年がんばっていこうと思う。
あと、距離はあってもつながっていられる仲間に感謝して、
会えるときは、しっかりと時間を楽しみたい。
最後に、会社の送別会をしてもらったときに同期の前で、苦手のカラオケで歌った曲。
おそらく久雄が選んでくれたと思うこの一曲、
この歌の意味が今頃になってようやくリアルに感じられたりする。
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この街を出て行くことに決めたのは、
いつか君と話した夢の続きが今も捨てきれないから。
こっそり出て行くよ。
だけど負け犬じゃない。
もうキャンセルもできない。
さようなら会えなくなるけど、
さみしくなんかないよ。
そのうちきっと大きな声で
笑える日が来るから。
動き出した僕の夢。
高い山越えて、
星になれたらいいな。
長く助走をとった方が、
より遠くに飛べるって聞いた。
そのうちきっと大きな声で笑える日が来るから。
動き出した僕の夢。
深い谷越えて、
虹になれたらいいな。
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おれも選んだんだぞコノヤロー!!!
<eisin
ごめんっ!!!!
ありがとうございました。
旅行で会いましょう。
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