最近は会社の同期と都内で集まって会うことなんて全くなくなっていた。
前はあんなによく会っていたのに、
名古屋に来て半年から1年くらい経った頃から、
そろそろ忘れられてるだろうな、別の会社の人になったようなもんだな、とか思うようになった。
そして、自分がまだ大したことをしていない気がするのもあり、
みんなとはまだ会えないなとも思っていた。
そんな中、自分の気持ちの区切りや、
この年末は東京にしばらくいるというタイミングもあり、
少人数でいいからみんなで美味しいお蕎麦を食べようということになった。
夕方、中目黒の駅に待ち合わせ。懐かしい顔とちょっとした会話をしているだけで
感じる変わらないあたたかさと楽しさ。
久々に帰ってきている、という感じがした。
蕎麦屋に移動。門松が置いてある玄関の暖簾をくぐる。
木の家具たちから、年末の香りがわっとやっとしてくる。
板わさ蒲鉾、野菜の天麩羅、卵焼きをつまむ。どれもとても美味しかった。
江戸時代からの粋なお蕎麦の文化たち、ありがとう。
そして何より会話がほんとに楽しかった。
お酒もすすみ、香りも味もぎゅっと濃い細切りの蕎麦せいろをすする頃には、
このすごいな、素敵だな、と思える仲間といるすばらしさを感じた。
名古屋転勤から1年半。久々に感じた愛おしい時間は、
言ってみればハーフタイムのように感じた優しい時間だった。
この人たちと一緒に何かやるまでは、頑張らないといけないなと思えた。
前半戦は、不甲斐なさを感じたこともたくさんあったし、アウェーの洗礼を浴びたなとも思う。
来年から始まる後半戦は、担当の仕事も変わり、自分らしいことができるかもしれない。
ここからは攻めていこうと思う。
別れ際の心の中で、がんばってきます。と気持ちを新たにすることができた。
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